成田国際空港で2025年12月1日に始まった空港内運転資格の制度改革に基づき、JALグループのJALグランドサービス(JGS)で「外国免許特認」の第一号取得者2人が誕生しました。日本の運転免許の取得・切替を待たずに空港内の運転業務に就ける仕組みで、従来課題だった約6カ月の待機期間短縮が焦点です。制度改革は、JALグループと成田市が国家戦略特区を活用して共同提案した規制見直しを土台にしています。対象は非ジュネーブ条約締約国出身者など、日本での免許取得・切替に時間がかかりやすい人材で、独自の高密度な安全教育と厳格な運転能力評価を前提に、空港内で必要な運転資格を認めます。JGSは社内認定者による運転評価や危険予知訓練、航空機やGSE(地上支援機材)の特性を踏まえた操作教育に取り組むとし、安全品質の維持を重視します。政府が掲げる2030年の訪日客6,000万人目標も見据え、人材確保と負担軽減、DEI(多様性・公平性・包摂性)推進に資する制度として位置付けます。今後は成田での運用ノウハウを「成田モデル」として他空港へ横展開し、全国の空港サービスの安全性と供給力の底上げにつながるかが注目されます。
